在来種・固定種のお野菜

伏見甘長唐辛子 (ふしみあまながとうがらし)

 京野菜のひとつで江戸時代の初期から伏見地区を中心に栽培されてきました。
 名前の通り辛くない(甘味種の)細長い唐辛子です。
 中南米原産で高温を好みます。
 昼夜の温度落差のある砂漠地帯がルーツで、低温にも強く霜が降りる頃まで次々と実を付けてくれます。
 一般的に、未熟果(10~15cmぐらいの緑色)で収穫しますが、完熟すると赤くなり甘みが増します。
 ビタミンCを豊富に含み、強い抗酸化作用を持っています。
 食味は、ピーマンより癖もなく、果肉はやわらかで、焼く・煮る・揚げるなど様々に利用できます。
 葉も佃煮にして食すことができます。